人生初の手術をしてきた。
オペ当日、特に緊張するわけでもなく術衣に着替え準備室で点滴を受けながら待機していると自分の順番がまわってきた。
オペ室までの移動は車椅子でこれまた人生初、『車椅子って楽だね〜』と看護師さんに軽口を叩いてオペ室に入ると執刀医のドクターから力強く『頑張りましょう!』と励まされた。
(いやいや、俺は横になってりゃいいんであって頑張るのはあんたの方だ)
と心の中で呟きつつ『はい、よろしくお願いします』と笑顔で応えてベッドに乗った。
目の手術は点眼による局部麻酔なので意識があり、術中のドクターの会話もよく聞こえる。
ちなみにドクターは二人、術中に交わされた会話はこんな感じ
『出血が多いね〜この人は』
『そーだねー、でも洗い流せば落ちるでしょ』
(何?出血が多いの!?)
執刀医の手技に対して助手についたドクターの一言
『すばらしい!』
(そうかすばらしいのか!?さすが先生!よくやった)
などなど、耳に入るドクターの会話を気にしながら手術を受けていたわけだが、さすがに術中はただ寝ているだけではなく、麻酔をしているとはいえ切開や縫合の際はなんとも言えない痛みというか違和感を感じるし、洗浄の際は水圧で眼球裏側に鈍痛を感じるし、何より術中視線を動かさずひたすらじっとしてなければならないので、術中は終始手足を強ばらせながら耐え続けた。
手術が終わり再び車椅子に乗せられた時には
(ふーっ、俺は頑張った。ドクターの言う通りだった)
と手術をなめていた自分をおおいに反省した。
手術というのはドクター同様、クランケも頑張るものだったのだ。
できることなら手術なんてもうしたくない。いずれしなければならないであろう右目の手術のことを考えると気が重い。
写真はモニタに映し出されたオペ中の自分の目玉、奥さんに写真を撮っておくよう頼んであったのだ。グロいんで奥さんは手術の様子を見て気持ち悪くなったしまったらしい。
最近のコメント